少女歌劇レヴュースタァライトを見ろ

はじめに

今期アニメも中盤を迎え、視聴を決めたアニメ、止めたアニメが決まって来た時期である。さらに言えば、新しく今期アニメを見始めにくい時期でもある。今から見始めても追いつくまで時間がかかる、ある程度見るものを絞った後だから、追加で見始めるのもちょっと……

そんなタイミングであることは重々承知ではあるが、私はあえて言おう。

「レヴュースタァライトを見ろ」

あらすじその他は各々公式サイトをチェックしてもらうとして、このアニメの魅力についてつらつらと書き並べ、各話の感想については別途記事を作成しようと思う。

 

1.王道ど真ん中

主人公は、幼馴染とかつて交わした約束を果たすために、招かれざる舞台へ上がり、困難に立ち向かって行く。 舞台へ上がる動機や、敗北の後の再起など、スポ根の王道ど真ん中を突き進んでくれる。

また、キャラクター設定もわかりやすいものが多い。落ちこぼれながらも天真爛漫な主人公、海外の名門校から出戻ったなぞの転校生、メガネ委員長、圧倒的実力のエリートなど、キャラクターのデザインと演技、設定が明瞭で掴みやすいし、わかりやすい。

 

2.優れた演出

少女革命ウテナ」「輪るピングドラム」などを手がけた幾原監督の副監督をずっと務めてきた古川知宏氏の初監督作品である。 そのため「イクニ演出」と呼ばれる難解な演出……に近い演出が多く見られる。しかし、あそこまで難解ではなく、わかりやすいものばかりである。「マイルドなイクニ演出」とも言えるそれは、さりげなく、効果的に、視聴者に情報を与える。

 

3.歌の素晴らしさ

現実での演劇と共に展開されているため、メインキャラクターを演じる全員が、演劇もしくは、ミュージカルの経験者である。そのため、歌唱力はちょっと歌の練習をした声優とは比べ物にならない。舞台のシーンで流れる挿入歌は、どれも素晴らしい。エンディングも毎回変わっていて面白い。

 

4.情報量の多さ

先にも触れたが、巧みな演出や演技のおかげで、一瞬のカット、位置関係、キャラクターの表情、背景、言動に、二重三重の意味が込められる。一回見た程度では拾いきれず、なんども見返してしまうほどに、情報が多い。最近のキャラクターのあからさまな絡み、前振り、戦闘シーンしかないようなアニメに飽き飽きしているなら、きっとこのアニメを気にいるだろう。

 

最後に

私は、ほかに今期は「はねバド!」「プラネットウィズ」「ルパン三世」を追っています。何かオススメの今期アニメがありましたら、ぜひ紹介してください。