フリクリ プログレ ネタバレなし感想
あの悪夢から3週間経った。私は、不安と期待を混ぜこぜにしながら劇場へ向かったわけだが、
結果から言えば、プログレはオルタナと比べるとよくできていたと思う。旧フリクリのキャラクターやギミックの扱い方、声優たちの熱演、何よりもpillowsがガッツリ使われている! これだけで観に行ってよかったと思う。
手放しに褒められる出来ではなかったと思うが、旧フリクリを見たときの訳のわからなさや、熱いタイミングでのpillowsは、紛れもなく「フリクリ」の続編をしていたと思う。
オルタナと比べると、曲のタイミングやセリフまわし、風景、展開、アクションなど、旧フリクリにだいぶ寄せてきているように感じた。オルタナが「イマドキのフリクリ」だとしたら、プログレは「正当な続編としてのフリクリ」である。良し悪しは置いておくとして、フリクリの続編が制作され、それに関連してpillowsがまたフリクリと絡んでくれて、それを映画館で見ることができた。この体験は、私にとって色んな意味で特別なものになったと思う。これ以上の続編はもう必要ないが、フリクリの跡を継ぐような、新しく、素晴らしい作品がこの映画に関わった人の誰かから生まれてきてくれることを、楽しみにしていきたいと思う。
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